ふるさと納税制度が2008年にスタートしてから、実は10年以上。
お得な制度として広まり、大分世の中に浸透したのではないかと思います。
しかし、「なんとなくお得」というイメージはあるものの、
という人も多いのではないでしょうか?
ここでは初心者でもわかりやすくふるさと納税について解説するね
こんな方におすすめ
- ふるさと納税を初めてする人
- ふるさと納税をしてるけどよくわかってない人
- ふるさと納税の制度や手続きをおさらいしたい人
本記事の前半では「ふるさと納税の仕組み」を解説し、後半では「具体的なやり方」や「オススメの返礼品」を紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ふるさと納税とは?
ここでは、ふるさと納税の基本について説明します。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄付を行い、その見返りとして税金の控除を受けることができる制度です。実際には「納税」という言葉が使われていますが、実際には自治体への寄付にあたります。
この制度は、地域活性化や地方自治体の財源確保を目的としており、寄付者には地域特産品などの「返礼品」が贈られることが一般的です。
イメージはこんな感じ
【ふるさとチョイス】お礼の品掲載数No.1のふるさと納税サイト (furusato-tax.jp)
例えば
年収500万円の人が50,000円分のふるさと納税をした場合、翌年の48,000円分の税金が控除(差し引かれる)ことになります。
返礼品を上手に受け取れば、さまざまな生活費の手助けにもなるので、ただ税金を納めているよりは節税になるということです。
都市部に集中する税金を、地方に分散する目的でできた制度だよ。
ふるさと納税のメリット・デメリットをわかりやすく解説!
ふるさと納税のメリット・デメリットをまとめました。
基本的にはほぼメリットしかない制度です。
ふるさと納税のメリット5選
メリット①地域の活性化になる
ふるさと納税を行うことで、応援したい地域や自治体を直接支援することができます。特に、自分の故郷や思い入れのある地域に寄付をすることで、地方の経済活性化や住民サービスの向上に貢献できます。
メリット②税金が控除される
ふるさと納税をすると、寄付金額に応じた税金控除を受けることができます。控除額は住民税や所得税から差し引かれるため、実質的に自己負担額は2,000円程度で済みます。
メリット③返礼品が受け取れる
ふるさと納税の大きな魅力の一つは、寄付に対する返礼品です。地域特産品や農産物、工芸品など、多種多様な返礼品が提供されており、これらを受け取ることができるのは大きなメリットです。
メリット④納税先を自由に選べる
自治体を自由に選んで寄付することができ、寄付金の使い道も指定できる場合もあり、より具体的な支援が可能です。
自分の税金がどこでどんな風に使われるかが選べるよ。
メリット⑤ポイ活になる
ふるさと納税はさまざまなポータルサイトがありますが、それぞれでポイント還元などを行っている場合があり、寄付した金額に応じてポイントを貯めることができます。
私はスーパーセールやお買い物マラソンの買い回りで行い、20倍以上のポイント還元を受けています。
ふるさと納税は普段の楽天市場でのお買い物よりも金額が高く、ポイントがたくさん貯まりやすいので、うまく活用すれば生活費の節約に繋げられます。
ふるさと納税のデメリット
デメリット①納税額に応じた寄付金額の制限
寄付金額は納税額に応じて上限が設定されているため、どれだけ寄付してもすべてが控除されるわけではありません。自分の納税額を把握して、適切な寄付額を設定する必要があります。
自分の上限額以上にやってしまうと、損になるよ
デメリット②自分が住んでいる自治体の税収が減少する
ふるさと納税は、他の自治体に寄付をして、その分の税金を主に住民税から控除する制度です。つまり、自分の自治体に収める分の税金がほかの地域に流出するということ。住民税は、公的サービスや医療福祉などなど様々な用途に使用される財源であるため、これに関してどう捉えるかは意見が分かれるところ。
私はその分実家があるふるさとに寄付したりもしているよ。
もう迷わない!ふるさと納税の手続き方法
ここからは、初心者の人にもわかりやすいように「ふるさと納税のやり方」を具体的に説明します。
- 寄付額の計算
- 返礼品を選ぶ
- 寄付(納税)をする
- 納税額が控除されているか確認する
① 寄付額の計算
ふるさと納税は年収や家族構成などによって、控除上限額が決まっています。
寄付自体の額に制限はありませんが、控除上限を超えるとそれ以上は税金の控除がないので、高いお金で返礼品を買うようなイメージになってしまいます。
まずは自分の控除上限を知ろう
ふるさと納税サイト【さとふる】ランキングとレビューで探せる認知度No.1 (satofull.jp)
各ふるさと納税サイトには、想定年収や家族構成など簡単な情報を入力すると、上限金額を計算してくれるシミュレーターがあるので活用しましょう。
こんな感じで情報を入力するよ
【楽天市場】ふるさと納税|マイページ - かんたんシミュレーター (rakuten.co.jp)
例えば、年収500万円、2人暮らし共働き(扶養無し)の場合は、
【楽天市場】ふるさと納税|マイページ - かんたんシミュレーター (rakuten.co.jp)
このような結果になります。
年収はその年の1~12月分での計算となります。シミュレーション時は見込み金額を入力することなると思うので、シミュレーション金額より若干少なく寄付をすると安心かもしれません。
各サイトはこちら
注意点
自分の上限額(控除可能額)を越えてしまうと、文字通り「寄付」となり、高い金額で返礼品を買うようなイメージになってしまうので、注意が必要です。
② 返礼品を選ぶ
上限額が確認できたら、返礼品を選んでみましょう。
という人に、ふるさと納税歴6年の私の独断でポイントを紹介します。
どれもハズレなしです!
おすすめのうつわ
波佐見焼や有田焼など、本当に素敵な器を返礼品としていただけます。ちょっといい器を使ってみたけど、自分で買うにはなあ、なんて人にもとてもお勧めです。
おすすめの日用品
日用品は、ストックしておけるので消費に急がなくて安心。生活費を浮かせることができるので、特にほしいものがない人におすすめです。
旅行
じつは旅行に関する返礼品も多数!大体、寄付先の自治体で使えるクーポンのようなものを寄付額の30%程度の値段で用意してくれています。旅行の予定がある人や旅好きな人は、お得に旅ができるのでお勧めです。
商品以外の目線では、こんな選び方もあるよ
自分の故郷や旅行先で気に入った地域を選ぶ。
応援したい自治体の活動やプロジェクトを調べる。
③ 寄付の申し込み
自治体を選んだら、次に寄付の申し込みを行います。
ふるさと納税専用のポータルサイト(例:ふるさとチョイス、さとふる、楽天ふるさと納税など)を利用。
ポータルサイトで自治体や返礼品を検索し、寄付金額を設定して申し込みを行います。
普通のお買い物感覚で行うことができるよ。
⑤ 税控除のための手続き
寄付を行った後、税金控除を受けるために「確定申告」または「ワンストップ特例申請」を行います。
この手続きが行われていないと、税金が控除されないので注意が必要です。
自分はワンストップ特例?確定申告?
ふるさと納税とは?初めての方へ仕組みをわかりやすく解説 | ふるさと納税サイト「さとふる」 (satofull.jp)
確定申告の場合
ここでは確定申告での申請について解説していきます。
確定申告のイメージ
ふるさと納税の確定申告のやり方を解説|ふるさとチョイス (furusato-tax.jp)
確定申告を行う場合のSTEP
申請に必要な書類(寄付受領証明書など)を用意する
確定申告書を作成する
期限までに申請する
ふるさと納税に関する確定申告はこちらのサイトがわかりやすいです。
ワンストップ特例の場合
ワンストップ特例は、確定申告をせずにふるさと納税の寄付控除を受けられる制度です。
ワンストップ特例のイメージ
簡単便利!ワンストップ特例制度とは?|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト (furusato-tax.jp)
ワンストップ特例ができる人
- ふるさと納税以外に確定申告をする必要のない給与所得者
- 1年間の寄付自治体が5か所以内
ふるさと納税以外に確定申告が必要な人には、
- 年収が2000万円以上を超える場合
- 医療費控除や住宅ローン控除などで確定申告が必要な人
- 個人事業主(フリーランス)の場合
などが該当します。
ワンストップ特例を行う場合のSTEP
申し込みの際に「ワンストップ特例の申請書」を希望する
ワンストップ特例の申請書が送付されるので、オンライン申請または郵送で申請する
⑥ 控除が正しくされているか確認
ふるさと納税による控除の手続きが完了した後は、寄付をした翌年の6月から翌々年の5月までの税金控除が行われます。
6月頃に税金の通知が届くので、その際にきちんと控除されているかを確認しましょう。
ふるさと納税の注意点
ふるさと納税はお得な制度ですが、いくつか注意点もあるのでまとめていきますね。
寄付上限を超えてやらない
年収に応じて控除上限額が決まっているので、必ず自分の控除上限額を確認してからふるさと納税を実施しましょう。
一時的に支出が増える
税金の前払いというイメージなので、最初に払う金額は多くなります。単位が数万円と金額も大きいので、自分の現在の家計の負担にならないよう注意しましょう。
一気に寄付しない
これは人によりけりだと思いますが、一気に寄付すると返礼品が一気に届くケースもあり、食品の消費や保管に困るケースがあります。
わたしは果物地獄(天国)になったことがありました。笑
年間計画を立て、計画的に少しずつ寄付をするのお勧めです。
人気の返礼品は売り切れる
返礼品とはいえ、人気の自治体はすぐに売り切れてしまうケースもあります。また、入荷が何か月も先になる、なんてことも多いので、定期的にチェックすることをお勧めします。
まとめ
ふるさと納税を利用することで、地域の応援や特産品の取得ができると同時に、税金の控除を受けることができます。
ふるさと納税は
- 寄付額の計算
- 返礼品を選ぶ
- 寄付(納税)をする
の簡単なステップでできるお得な制度です。
うまく活用していきましょう。